LIFULL seniorが介護の悩みの相談先について調査
老人ホームポータルサイト「LIFULL 介護」を運営するLIFULL seniorは9月27日、介護の悩みの相談先に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査結果によると、
介護をしていない人で「介護の悩みを相談できる知人や専門家を知っている」と答えた人は、33.8%とわずかだった。
介護をしている人でも、60.3%にとどまっている。
介護をしている人の相談先はケアマネジャーが最多
介護の悩みの相談先を知っていると回答した人に「実際の相談先」をたずねたところ、「ケアマネジャー」が最も多く54.81%だった。次いで「家族・親族」の49.04%、「地域包括支援センター」の37.18%と続いた。
「ケアマネジャー」は介護サービス提供者と利用者の調整役なので、比較的身近な存在といえる。そのため、介護家族からみて相談がしやすいと考えられる。その一方で、地域の高齢者の相談や支援を担う「地域包括支援センター」は、約37%にとどまっている。
介護の相談先を知らない人に「どこに相談したいか」を尋ねたところ、最も多かったのは「公的機関の専門職」の39.11%だった。次に「専門的な知識を持った家族、親族、知人」の28.49%、「病院、医師、看護師」の27.09%と続いた。また、「悩みを相談しない」と回答した人も16.76%と1割を超えていた。
最後に、「悩みを相談する際に気になるところ」を尋ねたところ、最も回答率が高かったのは「どの相談先が適切かわからない」の35.67%だった。「こんなことで相談していいか迷う」も34.18%と回答率が高く、この2つが介護の悩みを相談する上でのハードルになっているようだ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社 LIFULL seniorのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000049958.html介護の悩みの相談先を知っている人は46%。「相談していいのか迷う」というハードルも|tayorini by LIFULL介護
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/column/nayami_2023/