調査対象は全国の20歳以上、無作為抽出
今月11日から3日間、NHKが20歳以上の男女を対象に、コンピューターによる無作為抽出の電話番号番号に電話をかけると言う「RDD」という方法で全国対象に世論調査をした結果が出た。調査対象の65%の1056人から回答を得ることができた。
結果はダブルスコアどころか、反対がほぼ10倍
この調査で厚生労働省の年金支給開始年齢引き上げ案(支給開始が将来的に68歳から70歳程度に引き上げる)に対して「賛成」が7%「反対」69%「どちらともいえない」が19%だった。
対象は20歳以上なので、若い世代も将来を思ってか「反対」に回っていることも推測されるが、何よりも、そこまで手が届いていて生活設計に入っていた該当者が、職も失い、年金も出ないとなると、住まいさえ失ってしまうこともあるのではないか?戦後を支えてきた年代に将来を悲観させる国策は一考を要す。
同時に調査された項目は
国家公務員給与について、人事院勧告をやめて、再来年度までに平均7.8%削減する法案の評価について「大いに評価する」22%「ある程度評価する」36%「あまり評価しない」22%「まったく評価しない」13%だった。
また、原発問題にも触れ、一時停止中の原発の運転再開の是非について、運転再開に「賛成」25%「反対」32%「どちらともいえない」が37%で3か月前の調査より「反対」が9ポイント増加した。
そのほか、福島県にある放射性物質汚染の土などは県内で中間貯蔵施設を建設、最長30年保管、最終処分は福島県外で行うと言う政府の計画の評価は「大いに評価する」6%「ある程度評価する」41%「あまり評価しない」が29%「全く評価しない」が12%であった。

NHKニュース
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