新たな研究組織『GENBA SMILE Lab』
株式会社ニチイ学館は、2025年3月14日、新たな研究組織『GENBA SMILE Lab(ゲンバ スマイル ラボ)』を同年4月より本格始動させると発表した。
同社は、医療関連事業や介護事業などを手がける企業。『GENBA SMILE Lab』は、介護人材不足の克服や現場の負担軽減を目的とする研究組織であり、課題解決につながる実践的かつ実用的なテクノロジーの検討および検証に取り組む。
先端的なテクノロジーで介護現場の課題を解決
超高齢化社会に突入した日本では、今後も介護ニーズが高まると予測されている。これに伴い介護現場の負担は増え続け、2040年には介護人材が約57万人不足するという見方もある。総合生活支援企業として約1900の介護事業所運営も手がける同社は、こうした状況の改善に取り組むべく『GENBA SMILE Lab』を立ち上げた。
『GENBA SMILE Lab』は、先端的なテクノロジーで介護現場の課題の解決を目指す研究組織だ。同社の多様な介護サービスや全国の拠点から現場の課題やニーズを収集・発掘し、テクノロジーの試験導入や現場実証などを推進。フィードバックからその有効性を検証し、全国の現場へのテクノロジー導入も進めるとしている。
移乗支援とコミュニケーション支援を研究・検証中
『GENBA SMILE Lab』では、研究・検証中のテーマ・テクノロジーとして移乗支援とコミュニケーション支援を掲げる。移乗支援については、装着型のパワーアシスト機器などで介護スタッフの身体的負担軽減を推進。コミュニケーション支援では、コミュニケーションロボットの検討・検証を行う。
なお『GENBA SMILE Lab』は、介護スタッフの負担を軽減するテクノロジーや機器、また趣旨に賛同するパートナー企業を広く募集している。
(画像はプレスリリースより)

介護現場のリアルな課題を、テクノロジーの力で解決を目指す研究組織『GENBA SMILE Lab』 - 株式会社ニチイ学館
https://www.nichiigakkan.co.jp/