カゴメが全国調査、健康維持への関心は高まる
カゴメ株式会社は6月10日、「全国一斉ナトカリ意識調査」の結果を発表した。
調査は、血圧に関心のある20~69歳の男女4,700名を対象に、4月18日~22日に実施された。
「ナトカリ」とは、減塩とあわせてカリウムの摂取を意識する食生活を指し、高血圧予防に効果があるといわれている。今回の調査では、ナトカリの認知度や実践状況が明らかになった。
介護現場でも注目される減塩と栄養バランス
高齢者の食事では、高血圧や腎機能への配慮が欠かせず、ナトカリ比を意識した栄養管理の重要性が高まっている。
調査結果によると、「ナトカリ比を知らない」と答えた人は全体の79.7%にのぼり、意味まで理解している人は6.7%にとどまった。とはいえ、「ナトカリを意識した食生活を取り入れたい」とする回答は76.9%と多く、今後の実践意欲の高さがうかがえる。
介護する側にとっても、手軽さがカギ
カリウムはトマトやバナナ、ヨーグルトといった手間をかけずに取り入れられる食品に多く含まれている。
減塩の必要性を感じていても、忙しい日々のなかで継続するのは難しいという声も多い。そうした中、調理不要の食品からカリウムを摂取する工夫は、介護者の負担軽減にもつながる点が注目される。
一般社団法人ナトカリ普及協会理事で医学博士の寳澤 篤医師は、
減塩を続けたい気持ちはある。でも、うまくいかないときもある。そんなとき、野菜や果物からカリウムを積極的に摂る「ナトカリ」という選択肢が、前向きな健康習慣を支えてくれます。減塩はもとより増野菜をあわせてその双方の組み合わせを意識していただくことが重要だ
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)

カゴメ株式会社のプレスリリース
https://www.kagome.co.jp/