働きやすい環境づくりで人材確保へ
hub株式会社は2025年7月21日、介護業界の現状と問題について向き合い、独自の働き方を導入したと発表。介護スタッフのワークライフバランスを維持する一例として紹介している。
深刻な人手不足が生む現場のゆがみ
介護業界は現在、深刻な人手不足に直面している。1人のスタッフが抱える業務量が増えた結果、ケアの質が低下し利用者一人ひとりに寄り添う時間が確保できない現状が続いている。
こうした過重な労働環境は、職員のストレスや心身の疲弊を引き起こし、時には高齢者への虐待など重大な問題を誘発する事例も報告されている。流れ作業のように進めざるを得ない介護現場では、もはや「思いやりのあるケア」を実践する余裕さえ奪われているのが現実だ。
「1日1訪問」で心に寄り添う介護を実現
このような課題を受けて運営するHUBライフケアは、「1日1訪問限定」を導入した。
この制度では、介護スタッフが1日に対応するのは1名の利用者のみ。これにより、職員は時間に追われることなく利用者の状態や希望を丁寧に把握しながら、心に寄り添うケアを提供できるようになった。
担当する利用者の数が限定されるため、より質の高いサービスを継続的に行える環境が整っている。
加えて、週休3日制度や直行直帰制度も導入し、職員のワークライフバランスの向上に取り組んでいる。こうした取り組みは、介護職未経験者からの応募増加にもつながっていると報告した。
(画像はhub株式会社の公式ホームページより)

hub株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000131750.html