楽しみながら虐待に関する知識やポイントを理解
介護現場における虐待を防ぐポイントをまとめた新刊『イラストで学ぶ 介護現場の虐待防止トレーニングBOOK』が中央法規出版から発売された。B5変判並製、約170ページ、価格は2,420円(税込)である。
一般社団法人日本高齢者虐待防止学会が監修を担当。虐待防止担当者で職員研修の企画や運営に携わっている人、職場に自律的に学ぶ力をつけたいと感じている人、日本語が母国語ではない人も含めて気づき合い助け合う職場づくりをしたい人などにおすすめだとしている。
高齢者施設などの法定研修の教材に
増加傾向にあるとされる介護施設における虐待。ただ、虐待行為をしてしまった介護職も「虐待をしたい」と考えている人はいないはずなのだ。虐待はなぜ発生してしまうのか、未然に防ぐためにはどうすべきなのか、それは職員個人の問題ではなく、組織全体で虐待と向き合い、対策を考える必要があるはずなのである。
新刊は「虐待防止」の推進を目的として作成されたものだが、真の狙いは「スタッフ同士が交流しながら、まじめに楽しく学び合う」職場環境、人間関係づくりに役立つよう編集された。学ばせる研修から脱却し「学び合う研修」に役立つ書籍となっている。
虐待の定義や5類型などの基礎知識とともに、虐待の発生を防ぐ視点がイラストでわかりやすく解説され、虐待防止のために現場で行うべきことがわかるようになっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

イラストで学ぶ 介護現場の虐待防止トレーニングBOOK: 福祉 - 中央法規出版
https://www.chuohoki.co.jp/site/g/g82430319/