年頭会見で表明
日本が総高齢者化しているこの頃、石川県でも年頭の知事会見で「安心生活サポート事業について」に言及した。平成22年に、全国各地で高齢者の所在不明問題が発生した件をきっかけにした地域社会での高齢者の孤立化を踏まえ、石川県でも昔より地域社会のつながりが弱まりつつあると述べた。
このため、新年度には、平成23年度取り組んでいる「地域見守り体制」の構築に加え、新たな共助として、高齢者などの「日常生活サポート体制」の充実を図ることにした。行政と福祉関係者、民間企業、NPOなどとのネットワークを構築して、きめ細かな支援サービスを提供する「安心生活サポート事業」に着手をする。
きめ細かなサービスを目指して
推進母体として、「安心生活サポート・ネットワーク検討会(仮称)」を設置し、一人暮らしの高齢者などの生活実態調査を行い、具体的な生活支援ニーズを把握・分析して生活支援サービスの仕組みについて検討していく。
検討会の設置に併せ市や町、民間企業、NPOが中核となって推進する生活支援サービスのモデル事業の実施を支援することにして平成25年度以降の全県的な展開を図っていきたいと考えていくとも述べた。

石川県ホームページ
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/chiji/kisya/h24_1_4/12.html