2年連続引き下げ
厚生労働省は2012年度の年金支給額を2011年度に比べて0.3%引き下げる方針を発表した。物価下落のため。年金受給額引き下げは昨年度に続いて2年連続となる。
年金支給額が引き下げられるのは6月に支払われる4月分から。たとえば国民年金では2011年度の月額6万5741円から200円マイナスの65541円、厚生年金では同月額23万1648円から23万940円へ708円引き下げられる。
10月からはさらに引き下げの可能性も
さらに10月分からはさらに0.9%引き下げられる可能性がある。実は現在の年金額は2000年度から2002年度にかけての物価下落を反映していない特例水準により本来より2.5%多く支払われているが、今後このギャップは解消される予定。法案が成立すれば、2012年度10月以降の年金水準は昨年度より1.2%引き下げられることになる。

平成24年度の年金額は0.3%の引下げ(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000021a9c.html