全職員の認知症への理解を深めるため
千葉県習志野市は職員の認知症の理解を深め、病勢サービスを円滑に進めるために約1400人いる全職員に「認知症サポーター養成講座」を受講させることを決めました。2014年までに実施します。
全国ですでに約300万人が認定されています
読売新聞の報道によると、きっかけは宮本泰介市長が昨年、当時市議として「認知症の人と家族の会」県支部の植松多恵子代表(74)の話を聞いて「認知症の人を支える輪を広げていく立場の市職員が、もっと理解を深める必要がある」と考えるようになったことでした。植松さんは自宅で認知症の母親を介護した経験を伝えようと、06年に講師の資格を取得して活動しています。
認知症サポーターは、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を日常生活の中での支援する人で、厚生労働省が05年度から導入しました。サポーターとして認定されるには自治体などが開催する1時間半程度の講座の受講が必要で、現在認定者は総計約300万人。全国の企業などで取得が広まっています。読売新聞の報道によると、習志野市では主幹以上の管理職約220人はすでに2月に認定を受けているとのことです。

認知症理解、全職員で…千葉・習志野市(YomiDr.)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=56598公益社団法人 認知症の人と家族の会
http://www.alzheimer.or.jp/