遺族の訴え認め、約2160万円支払いを命令
横浜地裁は、2006年に介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ元住吉」(神奈川県川崎市)に入所していた男性(当時87歳)が敗血症で死亡したのは入所中の床ずれ悪化が原因とする遺族からの訴えを認め、同ホームの運営会社「ワタミの介護」(東京都大田区)に賠償支払いを命じました。
不適切な介護が原因と認める
男性は2006年1月4日に同ホームに入所しましたが、同16日に病院へ救急搬送され、5日後に亡くなりました。読売新聞の報道によると、判決はホーム側が男性について床ずれに注意が必要と知っていたにもかかわらず、適切な管理をしなかったと指摘。男性の死亡とホームでの介護は無関係とする同社の主張を退け、計約2160万円の支払いを命じました。
同社の親会社である「ワタミ」(東京都大田区)広報グループはホームページ上で
「今後、判決内容を精査し誠実に対応を行ってまいります」
とコメントを発表しています。

不適切介護、ワタミ子会社に2160万賠償命令(YomiDr.)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=56416本日の一部報道について(ワタミの介護)
http://www.wataminokaigo.net/pdf/20120324_press.pdfワタミの介護
http://www.wataminokaigo.net/