すばやいエネルギー補給
5月9日発表の日清オイリオグループ株式会社(以下、日清オイリオ)のニュースリリースによると、高齢者向けの食品や介護対応食品の開発・販売を強化している同社は、このたび、高齢者向けの食品として、エネルギーになりやすいという特長のあるMCT(中鎖脂肪酸油)を配合させた(6g)「エネプリ いちご味」「エネプリン かぼちゃ味」「エネプリン マンゴー味」を6月5日から発売する。
(画像は日清オイリオグループ株式会社/ニュースリリースより)
高齢者は食が細くなったり、かむ力・飲み込む力が弱くなったりして十分な栄養がとれなくなることが多いが、このような人には、補食タイプの食品を使うケースが多い。
ただ、これらは糖質やたんぱく質でエネルギーをアップさせたものが多数を占める。しかし、糖質やたんぱく質の摂取に制限のある人が多いことと、甘いものの苦手な人用に、糖質やたんぱく質以外でエネルギー補給のできる食品が求められていた。
日清オイリオは長年にわたり、食べた後エネルギーになりやすいMCT(中鎖脂肪酸油)の機能性を研究している、その成果のひとつとして、低栄養状態の高齢者の方がMTCを6g摂取した時の有用性を2010年に確かめている。
また、同社の独自技術で開発した「日清MCT C10R(シーテンアール)」を使用することで、製品1食でMTCを6g摂取することができるようになり「エネプリン」の商品化に至った。味は画像にある3種類。

日清オイリオグループ株式会社
http://www.nisshin-oillio.com/company/news/archive/2012/20120509_141941.shtml