止まったでは済まされない
原発再稼働問題で揺れる関西だが、大阪府は、電力需給ひっ迫が見込まれるこの夏、停電などの不測の事態に備え、在宅で人工呼吸器を使用している人のの状況などについて調査を実施し、その結果の概要が発表された。
(画像はイメージです/Wikipedia人工呼吸器より)
調査結果の概要
調査期間は、平成24年5月29日(火)から5月31日(木)の間行われた。
【調査方法】大阪府で人工呼吸器を供給している医療機器メーカーなど(8社)が把握している府内在住の人工呼吸器使用者の状況などについて調査した。
【調査結果】在宅において24時間人工呼吸器を使用している方は611人。そのうち、内蔵バッテリーがなく外部バッテリーも保有していない人が17人。
各医療機器メーカーなどにおいては、24時間相談窓口の設置、緊急時における代替機器やバッテリーの搬送などのサポート体制をとっているとの回答があった。
この結果に対し、大阪府における対応は
○ バッテリー類を保有されていない方(17人)には、確実なサポートが行われるよう、個別の医療機器メーカー等に対し再度要請を行い、対策をとっていただきました。
○ また、人工呼吸器を使用されている方に対し、医療機関や医療機器メーカー等を通じて、内蔵バッテリーの作動確認や外部バッテリーの準備及び事前の充電等をおこなっていただくよう依頼しました。
○ 今後とも、在宅において人工呼吸器等を利用されている方の生命・健康に支障が生じることがないよう、情報提供や注意喚起等を行っていきます。
(大阪府報道発表資料より引用)
とのことであった。

大阪府報道発表資料/在宅における人工呼吸器使用者に関する調査結果について
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=10570大阪府報道発表資料・添付資料/在宅における人工呼吸器使用者に関する調査結果
http://www.pref.osaka.jp/hodo/attach/hodo-10570_5.pdf