認知症の理解を深めるために
豊田市ではこれまでにも地域包括支援センター独自の取り組みとして寸劇などをして介護予防教室を行っているところもあった。この度、豊田市役所高齢福祉課と地域包括支援センターとの共働で地域住民へ認知症状や対応の仕方など伝える劇団が結成された。
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行政と複数の地域包括支援センターが連携して劇団を結成し、認知症の知識の啓発活動を行うというのは、県内の政令市や中核市の中でもユニークな取り組みだ。「劇団包括」は、アルツハイマーデーにちなんだ講演会で初公演を行う。
劇団メンバーは、豊田市役所高齢福祉課職員と市内22か所の地域包括支援センターのうち、11か所の職員、豊田市基幹包括支援センター職員総勢40名となっている。
【地域包括支援センターとは】
介護保険法で定められた、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関である。各区市町村に設置される。2005年の介護保険法改正で制定された。センターには、保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士が置かれ、専門性を生かして相互連携しながら業務にあたる。
地域によってはその名称が固くわかりにくいため一般に浸透しにくく、通称をつけてわかりやすくしているところもある。

豊田市報道発表資料
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