年末年始に増える窒息事故
毎年、この時期に増えるのが餅などをのどに詰まらせたことによる窒息事故です。
同様の事故は、東京消防庁管内だけでも過去5年間で604人、年間平均では約120人。毎年、食事中の窒息事故で多くの方が救急搬送されています。とくに月別では12月と1月が断トツ。全体の半数を占めています。
窒息事故の多くが高齢者
世代別では60歳以上がもっとも多く、高齢者の窒息事故が目立ちます。
そのうち約7割の人が、初診で「中等症(生命の危険はないが、入院の必要があるもの)」以上と診断されており、死に至る危険もあります。
窒息事故を防ぐには?
このような窒息事故を防ぐには、まずは「餅や団子などは食べやすい大きさに小さく切る」、「急いで飲み込まず、よくかんで食べる」、「あおむけや寝た状態で食べない・食べさせない」、「乳幼児や高齢者と食事をする時は注意を払う」といった注意事項を守ることです。
また、万が一の時のために応急手当をよく理解しておくことも大切です。
編集部 つつみ さえこ

餅などによる窒息事故に注意!(東京消防庁)
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/