オーダーシューズ製造販売を行うベルシャンが開発
オーダーシューズ製造販売を行う株式会社ベルシャンは、2016年1月26日(火)に発表したプレスリリースの中で、同社が販売するフットケア商品「バランスパッド」について紹介している。
開発の背景
厚生労働省の研究班によると、我が国の認知症高齢者の数は462万人、認知症予備軍とされる「軽度認知障害」は440万人に上ると推計、65歳以上の10人に1人、85歳以上では3人に1人が認知症であると言われている。
最近では、認知症患者が行方不明になるケースも急増しており、認知症を予防するための対策が重要視されている。
認知症の予防は歩く姿勢から
月間300足以上のオーダーシューズを手がける同社によると、認知症患者の歩き方は共通していると言う。
猫背で小さな歩幅ですり足。体を支える足の筋肉、特に足ゆびの力が衰えてしまうため、足元が不安定になり姿勢が悪くなる。
そこで、認知症対策には足ゆびを丈夫にすることが重要になるとの考えから、5年の歳月をかけて同商品の開発を行った。
商品の特徴
「バランスパッド」は、足ゆびに装着して普段どおりに歩くだけで足の筋力を自然に強化し、バランスの良い歩き方に変えてくれるフットケア商品だ。
トレーニングなどの努力を必要とせず、歩くという日常の動作の中で効果的に認知症予防ができる。また、認知症患者でなくても腰痛の改善や心身のリフレッシュ効果も期待できるとしている。
認知症やロコモティブシンドロームに悩む患者は今後も増えていくことが予想されるため、同社は今後も健康寿命を延ばすためのフットケア商品の開発を積極的に進めていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ベルシャンのプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/88261