運動機能をチェック「ロコモ度テストツール」
アルケア株式会社は、運動器の衰えや障がいにより要介護リスクが高まるロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の段階を判断するための「ロコモ度テストツール」を2016年6月1日(水)より発売する。
高齢者だけではない!?ロコモ予防の大切さ
ロコモとは、足腰などの運動器の衰えや障がいにより移動機能の低下をきたし、要介護になるリスクの高い状態を指す。
最近では、特に高齢者の間でロコモ予防への関心が高まっているが、下肢(特に大腿前面)の筋力は20歳代をピークに低下するという研究結果もあり、ロコモは高齢者だけの問題ではない。
早い段階から予防・改善に取り組めるよう、ロコモの状態を簡単に知ることができるようになることが求められている。
「ロコモ度テストツール」について
今回発売となる「ロコモ度テストツール」は、日本整形外科学会が策定したロコモの臨床判断基準である「ロコモ度」を簡単かつ正確に知ることができる商品だ。
「立ち上がりテストボックス」と「2ステップテストシート」の2つのツールを用いて、「ロコモ度」を判定するための下肢筋力および歩行能力を測定することができる。
ロコモ度テストの普及を目指し
ロコモの進行状況は、「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」および「身体状態・生活状況のチェック」の3項目による計測結果から、各項目における臨床判断値を用いて「ロコモ度1」または「ロコモ度2」と判定される。
同社は同ツールを用いたロコモ度テストが若年・中年層が訪れる人間ドックなどの健診施設にも普及することにより、早い段階から予防・改善に取り組めるようになることを目指すとしている。
(画像はニュースリリースより)

アルケア株式会社のニュースリリース
http://www.alcare.co.jp/PDF/160525.pdf