認知症徘徊見守りシステムを開発
在宅介護サービスや有料老人ホーム運営など介護関連事業を展開する株式会社ツクイは、加藤電機株式会社と共同で認知症患者が介護施設から離設した方向がわかる「指向性SANアンテナ」の開発を進めている。
セキュリティメーカーの加藤電機は、自動車盗難防止装置およびセキュリティ機器の企画・開発・販売や、見守りサービス事業「SANフラワー見守りサービス」を展開している。
短時間での捜索・発見が可能に
ツクイと加藤電機は、介護施設から認知症患者の離脱が短時間で検出できる「GEOフェンス型SANアンテナ」の実証を終え、離設方向の確認ができる見守りシステムを構築した。更に、離設方向の検出ができる「指向性SANアンテナ」を開発した。
同見守りシステムでは、見守り対象者が設定エリアの外に出た場合、「GEOフェンス型SANアンテナ」が施設や家からの離設を検出し、介護職員や家族にメールが配信される。
そして、「指向性SANアンテナ」により対象者がどの方向に離れて行ったかを確認することができるので、「SANレーダー」を使用して近隣を捜索し、短時間で対象者を発見できる。
両社は、システムの製品化に向けて、今夏から実施する実運用試験の結果をもとに、認知症徘徊者を早期発見できるシステム(サービス)として、今秋に一般販売を開始する予定である。
(画像はプレスリリースより)

プレスリリース 株式会社ツクイ
http://www.tsukui.net/プレスリリース 加藤電機株式会社
http://www.anshin-anzen.com/san-flower/2017/06