医療福祉分野の経営管理者となる人材を育成
千葉商科大学と湖山医療福祉グループは、医療福祉分野の経営管理者として活躍する人材の育成を目的とした教育連携を行うことで合意、2014年6月9日に協定を締結した。
連携の内容
千葉商科大学は2013年4月に、ビジネスによって豊かで暮らしやすい「人にやさしい社会」をつくることのできる人材の育成を目指し、人間社会学部を開設した。
今回の教育連携により、同学部の授業などにおいて、介護現場にたずさわる担当者や経営管理者から高齢者介護や施設経営などに関するノウハウを学ぶ。
実際の現場における実務経験の場を提供
具体的には、同グループの介護施設の見学や医療福祉施設でのインターンシップなどを実施、また介護福祉士の資格取得を目指す学生のために、受験資格の取得要件となる実務経験の場も提供する。
さらには、同グループの幹部候補生研修に学生を参加させることで、介護福祉に関する最先端の現場知識とマネジメントの知識を合わせ持つ人材の育成を目指す予定だ。
高齢者医療福祉分野での経営管理人材の育成を
文系大学と全国規模の医療福祉グループがこのような形で教育連携を行うのは初めて。
医療福祉分野についての知識や実践ノウハウを得たい大学側と、急速に進む日本の高齢者医療福祉分野での経営管理人材不足を解決したい同グループ側の双方にメリットがある試みだとして注目が集まっている。

千葉商科大学と湖山医療福祉グループが連携協力に関する協定を締結
http://www.cuc.ac.jp/news/