専用SNSで患者情報を共有
株式会社東芝は、医療法人や社会福祉法人など在宅医療・介護サービスを行う事業者向けのソーシャルネットワーキングサービスを開発したと発表した。
(画像はプレスリリースより)
開発の背景
在宅医療・介護の現場には、医師、訪問看護師、介護士など多くの職種が関わっている。これらの関係者の間では、これまで患者の情報を共有するのに手書きのノートなどを使用し、症状や様子などを書き込んでいた。
しかし、限られた時間内に多くの内容を記入することは難しく、他の関係者の記入事項をリアルタイムに確認できないという問題も抱えている。
スマートフォンにつぶやくだけで音声と文字で患者情報を記録
同社が開発したのは、患者のケアに携わる多職種の関係者間でリアルタイムに共有できるSNS。患者の症状や様子をスマートフォンにつぶやくだけで、その内容を音声認識し、記録時間や場所などの情報とともに音声と文字で記録する。
気がついた時にその場でつぶやくだけの手軽さで、より細やかな気づきや伝達事項の共有が可能になることが期待される。記録された情報はセキュリティを確保した専用のSNS上で共有されるとのことだ。
さらに今後は、システム内に記録された時刻や場所・治療・介護に重要と思われるキーワードを活用したデータ分析サービスを展開していきたいとしている。

(株)東芝のプレスリリース
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