神奈川県大井町で実証実験を開始
シャープは、「地域課題対応型EMSサービス」の実証実験を、2015年1月から神奈川県大井町にて開始すると発表した。
(画像はニュースリリースより)
EMSサービスについて
このサービスは、高齢者の見守りサービスや健康管理と家庭向けエネルギー管理システム「HEMS」を組み合わせたもの。
エネルギー管理サービスでは、家庭のテレビや家電をHEMSによってネットワーク化し、各機器の利用状態や消費電力の情報を収集する。蓄積された情報をもとに日々の電力使用状況などをタブレット端末やスマートフォンで閲覧でき、節電のためのアドバイスも受けられる。
生活支援サービスとしては 、見守り機能を持つ機器をテレビに接続し、日々の健康状態をチェック。テレビ画面に表示されるアンケートにリモコンで回答することで、その情報がサーバーを通じて民生委員や家族などのサポーターに伝えられる仕組みだ。
また、健康管理サービスとしてタブレット端末中のアプリを使い温や血圧、服薬履歴などの情報を管理できるサービスを提供。アンチエイジングゲームや体操などのメニューもあり、楽しみながら健康維持に取り組むことができる。
実証実験の概要
今回の実証実験では、神奈川県大井町に住む高齢者10世帯を対象に実施。自宅にシャープから貸与される各種機器を設置し、サポーターがインターネットを介してパソコンで参加者宅の状況をモニターする。
実施期間は2015年1月から3月までを予定。同社では実証実験を通じて、求められるサービスの範囲や利用条件などを検証し同サービスの実用化に役立てていく。

シャープ株式会社のニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/