シニア世代の外食・中食動向を調査
外食・中食市場情報サービス「CREST」を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社は、シニア世代の外食・中食動向についてのレポートを発表した。
(画像はプレスリリースより)
増えるシニア向け外食サービス
総務省の発表によると、現在65歳以上の人口が占める割合は全体の約25%と過去最高、今後も上昇を続けていくと見込まれている。
外食・中食市場においても、高齢者食の宅配サービスといったシニアをターゲットとしたサービスへ参入する企業が増えている。
シニアのお店選びの理由は?
世代別の外食・中食(お総菜やお弁当などの持ち帰りができる食事)比率を見ると、シニア世代の外食の比率が若い世代と比べて高いことがわかる。同社によると、時間的にも金銭的にも余裕ができることが原因だとのことだ。
次に、シニア世代が利用するお店について、「便利な立地」「価格が手頃」「いつも・定期的に利用」を選択理由として挙げる割合が多かった。
このことから、シニアは若い世代と比べて、価格を重視すると同時に行き慣れた店を利用する傾向があるとしている。
クーポンよりもポイントカード利用率が高いシニア層
割引や特典の理由の有無について世代別に見ると、シニアは割引クーポンの利用率は低く、ポイントカードの追加ポイントの利用率が高いことが判明。
レポートでは、携帯やPC上での事前登録が必要なクーポンよりも、支払時に提示するだけで利用できるポイントカードの方がわかりやすいからではないかとしている。
また、行き慣れた店を利用することの多いシニアにとっては、リピート利用が反映されるポイントカードをよりお得だと感じているのかもしれない。

エヌピーディー・ジャパン株式会社のプレスリリース
http://www.npdjapan.com/press/PR_20141022.pdf