「徘徊防止システムLYKAON」をリリース
顔認証の技術を利用した万引き防止システムの開発・販売を手がけるLYKAON株式会社は、顔認証の技術を活用し認知症患者の引き起こす徘徊行動を防止する「徘徊防止システムLYKAON」をリリースした。
開発の背景
我が国の認知症患者数は年々増加し、それとともに徘徊により行方不明になるケースも相次ぎ社会問題に。
徘徊行動をとる認知症患者を介護する家族や介護スタッフにとっては、常に目を行き渡らせなければならず、大きな負担となっている。
顔認証技術を応用
「徘徊防止システムLYKAON」は、同社の顔認証技術を応用した徘徊対策システムだ。
対象者の顔情報をシステムに登録しておくことで、住居や介護施設の出入り口などに設置したカメラが対象者の外出を検知、警告音とアラートで通知する。
システムの特長
徘徊行動の検知には顔情報を使用するため、ネームタグやGPSセンサーなどを携帯させる必要がない。
また、スマートフォンアプリを活用することで、家族や介護スタッフのスマートフォンに通知される仕組みとなっており、外出中でも迅速に対応することができるとのことだ。
同システムを活用することで、要介護者が監視されるという心理的ストレスを感じさせずに徘徊による施設からの外出を未然に防止できるとしている。
(画像はプレスリリースより)

LYKAON株式会社のプレスリリース
https://www.value-press.com/pressrelease/「顔認証徘徊防止システム LYKAON」
http://www.facial-lykaon.com/