「介護職が考える、最高の親の介護」に関する調査
株式会社ウェルクスは、2015年12月18日(金)から12月24日(木)までの期間、介護職員のためのメディア「介護のお仕事研究所」の読者および介護系のSNSの読者を対象に、「介護職が考える、最高の親の介護」に関する調査を実施した。
介護と仕事、「両立できない」が約74%
お正月になると多く発生する、お餅をのどに詰まらせたことによる窒息事故。
介護の仕事に携わる人たちに、「介護が必要になった親が希望したらお餅を食べさせてあげたいか」という質問をしたところ、「食べさせたい」と回答した人は74.2%であった。
また、「介護と仕事の両立」ができるかどうかという質問では、「両立できる」が25.8%、「両立できない」が74.2%という結果に。
「両立できる」理由として「時短などができれば」「職場に理解があった」などが挙げられた一方で、「両立できない」理由としては「どちらも片手間でできるものではない」「自分の親となると感情を整理できる自信がない」などの回答がみられた。
介護が必要な親に過ごしてほしい場所は?
親の介護が必要になったら「自宅」と「介護施設」のどちらで過ごしてほしいか、という質問では、「自宅」は64.5%「介護施設」は35.5%となった。
「自宅」と回答した理由としては、「親に恩返ししたい」「親に協調性がないため、トラブルが予想される」「施設では虐待や放置など安心して預けられないから」など。
また、「介護施設」と回答した人からは、「人との関わりがなければだめだと思うから」「在宅での(介護の)限界を知っているから」などの理由が挙げられた。
相談に乗ってくれる人が必要
介護疲れによる殺人や無理心中の事件を防ぐ方法について質問したところ、以下のような回答があった。
「国の介護サービスがニーズに合い、自宅での介護の補充ができるようになること」「介護者の話を聞いてくれて、休ませてあげる人が必要」「相談に乗ってくれる人の存在を広く知らしめること」など。
調査では他にも、親が要介護になったときの対策についてや、ケアマネジャーを選ぶ基準についてなど質問。全調査データは「介護のお仕事研究所」ページで確認できる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ウェルクスのプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/「介護のお仕事研究所」
http://www.kaigo-shigoto.com/lab/