東京大学で「市民後見人養成講座」の受講生募集
東京大学政策ビジョン研究センターは、主催する「東京大学市民後見人養成講座」の平成25年度の受講生募集を開始した。
後見活動を通じ安心と活力みなぎる地域を
認知症や知的障害などの理由で判断能力が充分でない人達の保護・支援を目的として、2000年にスタートした成年後見制度であるが、認知度の低さや後見人の成り手不足などの問題から、充分に普及しているとは言えないのが現状だ。
東京大学政策ビジョン研究センターでは、市民後見人およびその候補者の養成と、後見活動を通じて安心と活力みなぎる地域を創ることを目的として、「東京大学市民後見人養成講座」を主催している。今期は第6期となり、今までも本講座をきっかけとして、多くの市民後見人やNPO団体が誕生した。
講座の内容
講座の内容は、認知症高齢者の見守り、財産管理、身上監護、後見業務に関する座学と体験活動を織り交ぜた系統的プログラムとなっており、成年後見制度の仕組みや具体的な活動内容といった座学に加え、判断能力が不十分な人との交流活動、後見人への同行活動、後見NPO法人の立ち上げなどの実習が行われる。
本講座を通じて、認知症高齢者や知的精神障がい者に関する理解を深め、成年後見制度利用申し立ての実務や被後見人等の財産管理や身上監護事務に関する知識と技術、後見NPO法人等の立ち上げおよび運営方法などが身につくとしている。
規定カリキュラムを修了すると、学校教育法105条に基づき東京大学より履修証明書が交付される。
講座の概要
カリキュラムの日程は2013年10月12日(土)から2014年3月23日(日)まで全14回。会場は東京大学本郷キャンパス。
応募には、以下の要件をすべて満たす必要があるとのこと。
・後見人として活動する意欲がある
・後見NPO法人等を立ち上げ、運営する意欲がある
・過去に後見人等を解任されたことがない方
・18歳以上で、高卒と同等以上の学力を有する方
※履修証明書の取得のみを目的とした方のご参加はご遠慮下さい。
(東京大学政策ビジョン研究センター 市民後見研究実証プロジェクトのプレスリリースより)
申し込み、問い合わせは、東京大学政策ビジョン研究センターのホームページを確認のこと。

東京大学政策ビジョン研究センター市民後見研究実証プロジェクトのプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/平成25年度東京大学市民後見人養成講座 募集要項
http://www.shimin-kouken.jp/course/application.html