「ロボット実証実験支援事業」の第1弾を実施
神奈川県は2013年2月、「さがみロボット産業特区」の指定を国から受けることになり、その取り組みとして、「公募型『ロボット実証実験支援事業』」を進めてきた。
そして今回、同事業の第1弾となる「高齢者の体力の維持・向上に活用できる対話ロボット」の公開実証と実証キャラバンを、東京・首都大学を主体としておこなうこととなった。
「公開実証」と「実証キャラバン」
今回おこなうのは、高齢者の体操をサポートするロボットパートナーを使用した実験。この実験をおこなうことで、問題点を検証し、実用化に向けて一歩進むことになる。
実証実験は、公開の場でおこなう「公開実証」と、複数の会場に出向く参加型の「実証キャラバン」という形で実施する。
公開実証では、高齢者の体力の維持・向上に貢献する対話ロボットの機能紹介をはじめ、ロボットパートナーと高齢者が一緒に体操をおこなう体験が、神奈川県高相合同庁舎で実施される。
また、実証キャラバンは、介護施設に出向く形で実施され、施設入居者への対話ロボットの機能紹介、実際の体験がおこなわれる。なお、引き続き実施を希望する施設には、1週間程度の実証、効果の検証が実施されることになる。
公募型「ロボット実証実験支援事業」は順次実施!
今回の実証実験は、ロボットパートナーが体操の手本を見せることで、高齢者と一緒に体操をおこなうというもの。
それと同時に、ロボットパートナーに組み合わせた3次元センサーが、体操時の動作を計測、結果を説明することでモチベーションの向上が図られることになる。計測データは日々蓄積され、その効果が推定される。
公開実証と実証キャラバンは以下の概要で実施される。
【公開実証】
日程:平成25年10月28日(月) 開始時刻 10時
場所:神奈川県高相合同庁舎 4F大会議室
相模原市南区相模大野6丁目3-1
【実証キャラバン】
(1)日程:平成25年10月31日(木) 開始時刻 10時
場所:介護老人保健施設 フィオーレ湘南真田
平塚市真田3-1-1
(2)日程:平成25年11月1日(金) 開始時刻 14時
場所:介護老人保健施設社会福祉法人恩賜財団済生会湘南苑 平塚市立野町37-1
(神奈川県記者発表資料より)
なお、「公募型『ロボット実証実験支援事業』」の第2弾以降も、12月より順次実施していく予定となっている。

神奈川県記者発表資料
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p715674.html