在宅介護向け電動ベッドが1月発売
パラマウントベッド株式会社はこの度、在宅向け電動介護用ベッドの新製品となる「楽匠Zシリーズ」を開発したことを発表した。
この新製品は、2009年4月発売の「楽匠Sシリーズ」の後継機種となり、2014年1月6日に発売予定となっている。
(この画像はニュースリリースより)
ベッド全体が傾く新しい背上げ機構
「楽匠Zシリーズ」の開発背景には、介護用ベッドが、背上げ機能によって身体のずれや腹部等への圧迫感を生み出し、床ずれが発生する可能性を有しているという問題点があった。
パラマウントベッドにとって、この問題点を解決し、利用者に快適な療養生活を提供することが重要なテーマであったわけだが、今回開発された「楽匠Zシリーズ」は、その問題点を全く新しい背上げ機構により解決することとなった。
新しい背上げ機構は、これまでの背上げ動作に、ベッド全体が傾く動きを追加することで、起き上がり時の身体のずれや圧迫感の大幅な軽減に成功している。もちろん、背上げ後の姿勢もしっかり維持してくれる。
また、背上げした時の足先は座面よりも下がるため、身体に負担のかかりにくい自然な姿勢を提供し、ベッドからの離床も容易にできるようになる。天井に向かいがちだった視線も、より生活空間に広がりやすくなり、本人の自立をうながすサポートとなるようだ。
さまざまな特長で安心を提供
「楽匠Zシリーズ」は、そのほかにも多くの特長を有し、利用者に安心で快適な療養生活を提供してくれる。その主な特長には、以下のようなものがあげられる。
1.ベッド下にゆとりの空間を確保した新フレーム構造
2.ベッドから離床し活動範囲を広げる専用オプション「アクセスポート」
3.多機能手元スイッチを搭載
4.福祉用具JISマーク表示
5.災害に備えた「スマートハンドル」搭載タイプをラインアップ
6.新しくなったベッドデザイン
7.選べる96種類のバリエーション
8.レンタル事業者(福祉用具貸与事業者)の業務効率・メンテナンス性の向上
(ニュースリリースより)
ベッド下のゆとり空間は、介助者がより近づきやすく、掃除も楽におこなえるようになっている。「アクセスポート」や多機能手元スイッチは、利用者の生活をより快適にし、JISマーク表示で、より安心して利用することができる。
また、新しい4タイプのベッドデザインや、選べる豊富なバリエーションは、利用者に合わせたベッド選びの楽しさも提供してくれるようだ。

パラマウントベッド株式会社によるニュースリリース
http://www.paramount.co.jp/news/detail/6610/