地域で見守り、支え合う
福岡市では、徘徊する高齢者を少しでも早く発見するために、12月10日(火)より、みんなで見守り「徘徊高齢者捜してメール」の運用を開始する。
(画像は福岡市記者発表資料より)
サービスの背景
市によると、市内の認知症高齢者の数は昨年度末で約29,000人となり、今後も増え続けることが予想される。徘徊により自宅に帰ることができず、警察に保護される件数も多数ある。
市では、住み慣れた地域で誰もが安心して暮らしていけるように、「見守り、支え合う、強い絆の地域作り」を推進しており、今回の事業もその一環として、徘徊する高齢者を地域住民や企業で見守ろうというものだ。
「徘徊高齢者捜してメール」について
「徘徊高齢者捜してメール」は、利用者として認知症などで徘徊する高齢者の情報を家族が登録、協力者となる市民(協力サポーター)や事業者にも登録してもらう。
高齢者が行方不明となった場合には、家族が市の委託事業者に連絡し、身長や服装などの情報がメールで協力者に一斉送信される。
登録方法について
現在、市では協力サポーターおよび協力事業者の登録を受け付けており、同時に「徘徊高齢者捜してメール」利用者も募集している。
利用者の登録には、区の保健福祉センターまたはいきいきセンターふくおかで手続きが必要。協力サポーターや協力事業者については、専用アドレスに空メールを送信するだけで登録できる。

みんなで見守り「徘徊高齢者捜してメール」の実施について
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/