高齢者の「食べる」を支える歯科クリニックが診療開始!
これまで首都圏を中心に、在宅歯科医療の普及活動をおこなってきた医療法人社団コンパスは、2013年10月に、関西圏で初拠点となる「コンパスデンタルクリニック吹田」を開院した。そして2013年12月、ついにその診療を開始することとなった。
このクリニックは、今後さらに加速する都市部の高齢化を支えるために開院したもので、高齢者の「食べる」生きがいをサポートしていく。
(この画像はプレスリリースより)
高齢者の生きがいの一つ「食べること」
私たちにとって当たり前のことである「食べること」は、高齢者にとって大切な生きがいの一つであり、健康維持にも重要な役割を果たしている。しかし、さまざまな口腔機能障害により、この「食べること」が妨げられている高齢者も多くいる。
大阪府においては、2003年に13万人いた要支援・要介護認定者の数は、2013年には42万人まで膨れ上がり、10年後には、61万人にまで増加することが予想されている。そんななか、高齢者の「食べること」を支えるために、歯科医療機関が果たすべき役割が、重要となってきているという。
今回「コンパスデンタルクリニック吹田」を開院した大阪府吹田においても、多くの医療・介護関係者から、「食べること」を支える歯科医療を望む声があげられており、それを受けての今回のクリニック開院となった。
最期まで口から食べる楽しみを支え続けるために
医療法人社団コンパスは、これまで「最期まで口から食べる楽しみを支え続ける歯科医療」をコンセプトに、8つの歯科クリニックを開院し、高齢者への歯科訪問診療を提供してきた。
今回開院した「コンパスデンタルクリニック吹田」でも、同院コンセプトに基づいて、在宅や介護施設で生活する高齢者たちへの、摂食・嚥下機能の維持・向上を図る口腔リハビリテーションや、誤嚥性肺炎の発症を防ぐ口腔ケアの普及活動をおこなっていくことになる。
また同院では、医療・介護職の人たちと連携し、摂食・嚥下状態を評価する嚥下内視鏡検査を実施、その状態に応じた食支援も提供していく。
「コンパスデンタルクリニック吹田」は今後、大阪府吹田市内の医療・介護関係者との連携を深め、地域の「食のかかりつけ医」としての役割を担っていく方針である。

医療法人社団コンパスによるプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/38328医療法人社団コンパスホームページ
http://compass-dc.jp/