親子・親族間トラブルに関する意識調査
日本法規情報株式会社は、運営するサイトやユーザーアンケートをもとに、親族間トラブルに対する意識調査を実施、「相続問題とその現状」について発表した。
(画像はプレスリリースより)
48%が「関係修復は困難」
前回のリリースで、同社が「親子関係悪化の原因」について聞いたところ、最も多かったのは「精神的な苦痛を味わったため」という回答で20%であった。2位は「性格があわない」で19%、3位が「金銭問題」で18%となった。
そこで今回、「親子、親族関係が悪化している」と回答した人に、その関係性が修復可能なものかどうかについて質問した。すると、「修復する可能性はある」と回答した人は41%にとどまり、「修復する可能性はない」「修復するつもりがない」「修復したくない」といったように修復は困難だと考えている人が48%という結果になった。
親子、親族だからこそ深刻な感情的対立
同社では、「親子・親族だからこそ、感情的に対立し険悪な状態に陥ってしまうと、お互いに接点を見出そうとせず、結果的に致命的な確執となってしまう」と指摘している。
特に、相続や介護、金銭問題を巡ってひとたび関係に亀裂が入ってしまうと、泥沼状態となり解決の糸口が見出せなくなるというのはよくある話だ。
対策法について
こういった状況に陥らないための対策はあるのだろうか。同社では、事前に対策をすることが重要だとしている。
例えば、相続問題に関しては、生前に相続対策をとる、遺言書を作成する、といったことで大きな親族トラブルへの発展を回避できる場合があるという。また、介護問題については、親が元気なうちに介護資金や子供の負担などについて親子間で話し合うことが大事だとしている。
さらに、親子・親族間の話し合いだけでなく、法的視点をもった法律家にアドバイスを受けることで、関係者が納得しながら円満に話し合いが進められる利点があるとのこと。専門家の客観的な意見を上手に取り入れて、感情的になりがちな親子・親族間の話し合いが泥沼状態とならないよう進めていくことが大事なのかもしれない。

「親族間の確執は修復できない」が過半数! 「親族だからこそ修復できない」深刻な親族トラブル
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/