「シニアの食に関するアンケート」を実施
シニアマーケットの専門機関である株式会社シニアコムは、2014年1月に「食に関するアンケート」を実施、その結果を発表した。
(画像はプレスリリースより)
調査は、50歳以上の男女を対象にWEBアンケートで実施。有効回答数は902人であった。
食の買い物や調理について
調査ではまず、食の買い物や調理について質問した。その結果、性別・世帯構成を問わず「食に安全で安心できるものを“積極的に”求める」傾向が大きいことがわかった。また、「独居世帯」では男女とも、「手間・時間を簡略化する」傾向が見られた。
次に、「食品の偽装問題や放射能問題」などの最近の食に関する報道やニュースをピックアップ、それらの影響で食の買い物や選び方が変わったかを検証した。その結果、食の買い物や選び方が変わったのは1割から2割程度と、少数に留まることがわかった。
食に関する新しい買い物について
続いて、最近の食に関する新しい買い物について調査を実施。最近1年のうちに食に関してこれまで経験のない買い物をした割合は、女性ではおよそ4割、男性ではおよそ2割となった。そのきっかけとしては、「テレビ」「ネット」「口コミ」が影響するケースが多いことがわかった。
また、半数を超えるシニアが新しい食品や食材・調理用品について、「紹介されて自分が良さそうと思ったものであれば、試しに買ってみようと思う」と回答した。
調査結果から
同社では、シニアは食に「安全・安心を求める」志向がありながらも、社会的な報道やニュースに食の買い物や選び方が影響されることは少ない、保守的な層であると見ている。
一方で、紹介されて自身が気に入れば購入につながるケースも多く、その方法としては従来の「テレビ」に加えて、「ネット」や「口コミ」による情報伝達が有効だろうと結論づけている。
今後も、シニアマーケットに特化したマーケティング会社として、シニア生活者のインサイトと外部要因に着目したアンケートを実施していくとしている。

シニアを対象にした食に関するアンケート調査
http://www.atpress.ne.jp/view/42799