徘徊を検知するAI機能などを備えたカメラ
Chainos Japan株式会社は、2021年4月8日、同社が開発している介護用カメラ『安心カメラ』について、テスト評価を開始したと発表した。
同社は、画像認識AIモデリングサービス事業やAIカメラ事業などを展開している企業。『安心カメラ』は、画像解析技術の活用によって徘徊を検知するAI機能などを備えたカメラであり、テスト評価は通所介護施設『にじデイサービスセンター』などへ導入する形で開始されている。
録画検証による事故再発防止効果も
介護現場では、施設利用者の安全を確保することが何より重要となる。しかし、マンパワーで利用者を常に見守り続けることは、現実には不可能に近い。こうした課題を、AI技術の活用によって解消するカメラとして『安心カメラ』は開発された。
『安心カメラ』は、遠隔モニタリングや人物検知通知機能などを備えたカメラ。徘徊の検知などに加えて、録画検証による事故再発防止や介護者側のモラル向上といった効果も期待できる製品となっている。従来の監視カメラシステムのような煩わしい設定や構築が不要であり、低価格のレンタルサービスであるという特徴も持つ。
「ヒヤリハット」に関する教育についても有益
『安心カメラ』のテスト評価が開始された『にじデイサービスセンター』は、株式会社フルミチが埼玉県川口市にて運営する通所介護施設。『安心カメラ』について同施設は、「ヒヤリハット」事例などに関する安全教育についても有益であると評価している。
なお『安心カメラ』のテスト評価は、共働きの夫婦と同居する利用者の個人宅でも開始されている。
(画像はプレスリリースより)

hainos Japan株式会社
https://chainos.jp/【AI技術を活用した介護テック】『安心カメラ』を介護事業所・利用者個人宅へテスト導入 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/