歩行パターンデータから転倒リスクの高低を予測
株式会社AJAXは、2021年5月19日、転倒リスク予測ベルト『Smart Belt PRO』を発売した。
このベルトは、ウエストサイズ・歩数・食べ過ぎを感知する同社のベルト『WELT GL』の後継モデル。着用する高齢者の歩行パターンデータから転倒リスクの高低を予測し、転倒を未然に防ぐことができるベルトとなっている。
日常と違う足取りや左右の傾きを検知
近年、高齢者の転倒による事故が増加している。事故により死亡・救急搬送される高齢者も多く、骨折や頭部外傷といった重傷を負う場合も少なくない。また転倒により、高齢者が要介護状態になることもある。
こうした転倒を予防するベルトとして、『Smart Belt PRO』は開発された。このベルトでは、ユーザーの歩行データを常に計測・収集・分析し、転倒リスクの高低を予測する。腰回りのセンサーから、歩行スピードのみならず身体の傾きも計測し、日常と違う足取りや左右の傾きを細やかに検知。専用のアプリやパソコンに情報を表示し、転倒を未然に防ぐことを可能にしている。
世界中どこからでも高齢者の健康を見守る
『Smart Belt PRO』はまた、ネットを通じて着用者の転倒リスクや生活習慣を共有することも可能。家族や医療スタッフらが、世界中どこからでもベルト情報にアクセスし、高齢者の健康を見守ることができる。
さらにこのベルトは、歩数カウントや着座時間計測、消費カロリー計算やウエストサイズ計測といった機能も実装。様々な面から、フレイルや要介護の予防を図るものとなっている。
(画像はプレスリリースより)
要介護を予防する転倒リスク予測ベルト『Smart Belt PRO』を発売 - 株式会社AJAX
https://ajaxjp.com/products-info-20210519/