大きな声を出さなくてもタブレットならすぐに伝わる
ソースネクストは11月10日、AIボイス筆談機「タブレットmimi(ミミ)」を新発売すると発表した。
「タブレットmimi」は話した言葉を素早く文字にする、8インチディスプレイを搭載したタブレットである。
難聴者向けの調査結果によると、耳の遠い人のコミュニケーション方法として最も多かったのが「大声で話してもらう(65.9%)」、次いで「耳が遠いのであまり会話しない(30.6%)」だった。
また8割以上の人が新型コロナウイルス感染症の影響で、マスク着用が日常化したことによって、会話がしづらくなったとも回答している。
一方で、同居人に耳の遠い家族がいる人を対象に実施した調査結果では、コミュニケーションで苦労していることとして「大声を出さなければいけないので大変(62.5%)」という回答が最も多かった。次いで、「ちょっとした会話でもコミュニケーションに時間がかかる(35.7%)」と続いた。
これらの調査結果から、難聴者もその家族も日常のコミュニケーションに不便を感じていることがうかがえる。
月額2980円でレンタルも実施
「タブレットmimi」は電源を入れ話しかけるだけで、内容を瞬時に大きな文字でディスプレイに表示する。耳が遠くなった高齢者や、聴覚障がいのある人とのコミュニケーションを快適に行うことを目的に開発された。
AIによる高性能な音声認識機能を活用した筆談専用機として、文字への変換スピード、文字の見やすさ、使いやすさにこだわった。
ソースネクストのウェブサイトでは、11月10日から予約受付を開始。12月4日から、全国の家電量販店のほか、眼鏡販売店「メガネの愛眼」でも販売を開始する。価格は3万1800円(税別)。また月額2980円(税別)でのレンタルサービスも実施する。
(画像はプレスリリースより)

ソースネクスト株式会社のプレスリリース
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