買い物回数を減らしてまとめ買い
キユーピーは11月9日、「介護にまつわる意識調査」を発表した。
介護食など高齢者の食べやすさに配慮した食事を用意している人を対象とした調査で、2017年の開始から今年で4回目となる。今回の調査では、新型コロナウイルス感染症と食事の関係についてスポットを当てた。
調査結果から新型コロナウイルス感染症の影響で、買い物の回数を減らした人が多いことがわかった。
「買い物をする方法や場所で変化はあったか」との問いに対して、「まとめ買いをするようになった」(23.6%)、「買い物の回数を減らした」(23.3%)が1位と2位となった。
高齢者は感染症にかかると、重症化するリスクが高い。このため同居家族は、感染防止の観点から買い物などの外出を控え、買い方を工夫しているようだ。
3位以降では「ドラッグストアで食品を購入する機会が増えた」(7.5%)、「買い物を代行してもらう機会が増えた」(7.2%)、「ショッピングサイトの利用回数が増えた」(6.8%)、「ネットスーパーの利用回数が増えた」(6.3%)という回答が見受けられた。
運動不足と低栄養の負のスパイラルに注意
「体調に変化はあったか」と質問に対しては、最も多かったのが「筋肉量が落ちた」(16.8%)。次いで「運動量が減った」(16.2%)、「足腰が弱くなった」(15.5%)と続いた。外出を控える人が多く、運動の機会が減ったことが要因と考えられる。
また約1割が「食欲が落ちた」(9.9%)と回答していることから、長期化すると低栄養になるなど、負のスパイラルに陥ることも懸念される。
キューピーでは高齢者が好む食材と、同社の介護食「やさしい献立」シリーズを組み合わせた献立表を、「やわらかレシピ」サイトで公開している。
市販の介護食を利用することで、料理をする家族にとっては負担軽減にもつながる。献立に迷ったら、参考にされてはいかがだろうか。
(画像はプレスリリースより)

キユーピー株式会社のプレスリリース
https://www.kewpie.com/newsrelease/2020/1937/やわらかレシピ
https://www.kewpie.co.jp/udfood/recipe/