高齢者をケアする介護者のケアの状況や影響等を調査
埼玉県は、11月25日、地域包括支援センターを通じて令和2年7月~10月に実施した「ケアラー(介護者)実態調査」の結果を発表した。
調査対象は、地域包括支援センター283か所を利用している高齢者等のケアラーのうち1,415人。回収率は72.2%、1,022人から有効回答を得た。
ケアは「毎日」と回答した人が約7割
今回の調査によると、ケアラー本人の性別は「女性」が多く、72.5%にのぼることがわかった。
また、ケアの頻度については、「毎日」と回答した人が69.9%で、1日当たりのケアの時間は「2時間以上4時間未満」と回答した人が23.6%と最も多かった。
代わりにケアを担ってくれる人の有無では、「いない」と回答した人が26.9%と、約3割にのぼることがわかった。
最後に、必要とする支援(複数回答)を尋ねたところ、「ケアラーに役立つ情報の提供」が41.5%にのぼり、次いで「災害緊急時サービス」が28.3%、「電話や訪問による相談体制の整備」が24.4%と続いていることが判明した。
今回の調査結果では、ケアラーのケアの状況、ケアによる影響、支援ニーズ等が明らかになった。県はこれらの結果を踏まえ、今後の計画の策定や施策の検討に役立てていく考えである。
(画像はホームページより)

埼玉県 プレスリリース
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