人手不足問題の解消を図る
PicoCELA株式会社は、2020年12月28日、介護施設向けIoT基盤の開発プロジェクトを開始したと発表した。
同社は、無線通信製品やクラウド監視システムの販売を手がける企業。今回開始されたプロジェクトは、同社のWi-Fiメッシュソリューションを活用するものであり、社会福祉法人 善光会が運営する介護施設にて人手不足問題の解消が図られる。
職員の物理的・精神的負担を軽減
昨今の介護領域では、人材に関する課題が深刻な状態となっている。多くの介護施設では、職員が人手不足を訴えており、また「身体的負担が大きい」といった労働環境に関する問題も顕在化するようになった。PicoCELA株式会社による今回のプロジェクトは、こうした課題の解消を支援するものとなる。
同プロジェクトでは、同社の無線メッシュテクノロジーにより、LANケーブルに縛られない自由自在なWi-Fi空間を形成。また同社の『PCWL-0400』シリーズによりエッジコンピューティング機能を提供し、多様なIoTデバイスの統一管理も実現する。これらの効果により、介護現場の業務効率を改善し、介護職員の物理的・精神的負担を軽減するとしている。
負担軽減に加えて介護の質改善も目指す
同プロジェクトが実施される介護施設を運営する社会福祉法人 善光会は、これまでも職員の負荷軽減を図るべく、ロボットスーツなど多数の先進的な機器を導入してきた経緯を持つ。また、介護用IoT機器も多数導入を進めている。
PicoCELA株式会社は同プロジェクトにおいて、職員の負担軽減に加えて介護の質改善も目指すとしている。
(画像はPicoCELA株式会社の公式ホームページより)

PicoCELA株式会社
https://www.picocela.com/介護職員の業務負荷を軽減 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/