スクワット運動で健康寿命を延ばす試み
都築電気は2月10日、健康寿命を延ばすことを目的としたアプリ「スクワット・チャレンジ全国版」(iOS版)をリリースしたと発表した。
スクワット・チャレンジはスマートフォンのカメラ機能を使ってスクワットの動きをとらえ、回数を自動で計測するヘルスケアアプリである。
高齢者の運動習慣を形成し、フレイルを予防することを目的に東京都健康長寿医療センターと共同開発し、東京都大田区の「大田区元気シニアプロジェクト」の一環として約3年間、区内8つの高齢者施設にて活用されてきた。
昨年4月には、「スクワット・チャレンジ」の普及を目指して、Android版のスマホアプリを公開。そして今回、iOS版の公開へと至った。
超高齢化社会で重要性が増すフレイル予防
我が国では高齢化が進み、現在の総人口に占める65歳以上の割合は28.4%。2065年には高齢化率が38.4%を占め、国民の約2.6人に1人が65歳以上になると推計されている。
加齢に伴い、心身の機能は低下していく。寝たきりなど介護が必要となる前段階の「Frailty(虚弱)」となる状態のことを、フレイルと呼んでいる。
高齢化社会においては、高齢者が介助なしに元気に暮らせる「健康寿命」を延ばすための、フレイル予防対策が重要だ。
今回リリースされた「スクワット・チャレンジ全国版」(IOS版)は、コロナ禍による外出自粛などによって運動不足になりがちな高齢者の健康作りをサポートするアプリとして期待される。
(画像はプレスリリースより)

都築電気株式会社のプレスリリース
https://www.tsuzuki.co.jp/20210210_001242.html