きっかけは県内高齢者施設でのクラスター発生
鳥取県は、3月12日、「高齢者施設における新型コロナウイルス感染疑い者発生想定対応シミュレーション動画」を制作したことを発表した。
県内では今年1月、高齢者施設にて新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。県では、なんとかして新型コロナウイルスの感染疑い者発生時の迅速かつ的確な初動対応体制を構築したい考えだ。
なお、この動画時間は約24分間。とっとり動画ちゃんねるより視聴することができる。
実践的で価値ある動画が完成
今回制作した動画には、高齢者施設にて感染疑い者が発生した場合のとるべき対応が示されている。
具体的には、接触者の把握、ゾーニング、感染性廃棄物、食事介助などの内容をチャプター1から12に分け、感染拡大防止策に係る一連の流れを高齢者施設職員にとって大変分かりやすくまとめた。
なお、撮影は模擬訓練を日頃から実際に行っている特別養護老人ホームいこいの杜(社会福祉法人鳥取県厚生事業団)にて実施。映像に字幕やナレーションを加えて完成させた。
県では、この動画を全国的に見ても非常に価値の高いものと位置付けており、今後、県内の高齢者施設における学習会やシミュレーションの実施等に活用してもらうことで、各高齢者施設での感染拡大防止策の強化につなげていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)

鳥取県 プレスリリース
http://db.pref.tottori.jp/