その「あたりまえ」が危ない!
介護などの高齢者ケアに必要な感染対策を基礎から解説している『その「あたりまえ」が危ない! なぜ?がわかる 高齢者ケアの感染対策○と×』が発売された。
編著者は社会医療法人美杉会男山病院看護部の大西尚子副看護部長と、東京医療保健大学大学医療保健学研究科の吉田理香教授。この新刊を購入すると、『「こんなとき、どうする?」スタッフ教育に使えるクイズ』のダウンロードが可能になり、このクイズは9月中旬頃の公開が予定されている。
抵抗力が衰えている高齢者
一般に高齢者は加齢に伴い体力が低下し、感染症に対する抵抗力も衰えていることが多い。高齢者は感染しやすく、感染した場合、重篤な状態になるリスクも高くなる。
医療機関や介護施設などでは、高齢者に対する感染対策は必須であるが、在宅介護においても、感染予防の正確な知識が必要になる。
「うつさない」「うつらない」「ひろげない」
この新刊では「うつさない」「うつらない」「ひろげない」の感染対策の原則に沿って、感染が起きる仕組みや、その標準予防策を紹介。高齢者だけでなく、介護者の健康維持のために必要な基礎知識が解説されている。
「うつさない」では、手洗いの場面で気をつけること、手袋やマスクの取り扱い方、ケア用品の消毒方法などが記載されている。また「うつらない」では、食事介助、口腔ケアといった状況ごとの解説と、清掃時の注意点を紹介。さらに「ひろげない」では、嘔吐物と排泄物の処理方法などにも触れている。
加えて細菌による感染症として、結核、肺炎球菌感染症、レジオネラ症などについても解説。この新刊はB5判で124ページ、2,052円(税込)にて、メディカ出版より発売中となっている。
(画像はメディカ出版のサイトより)

なぜ?がわかる 高齢者ケアの感染対策○と×
http://www.medica.co.jp/catalog/book/6899?e_flg=0