理学療法士による転倒予防のアドバイス
9月14日、正しい歩き方で転倒を予防するための高齢者向け書籍「100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方」が発売された。著者は理学療法士でキャリアセラピストの西野英行氏である。
著者はこの新刊の中で、高齢者の転倒は骨折を招きやすく、寝たきりや認知症になる可能性があるため注意すべきだと訴えている。
何もない場所でつまずいていませんか?
高齢者が要介護になる原因には脳卒中や認知症、加齢による衰弱などがあるが、転倒による骨折により、自らの足で歩けなくなったり立てなくなったりする人も少なくない。中でも大腿骨の付け根部分を骨折してしまうと、寝たきりのリスクが大幅に上昇する。
著者は転倒予防には正しい歩き方や杖の使い方を身につける必要があるとし、また、転びにくい体作りも必要だとしている。この新刊では「何もない場所やちょっとの段差でつまずく」「お尻を左右に揺らすように歩いている」といった要注意のケースを挙げ、注意を促している。
また、高齢者の転倒がなぜ危険なのか、なぜ転倒しやすくなるのか、歩き方のトレーニング、安全で快適な杖の使い方などをイラスト付きで解説している。この新刊の価格は1,200円(税別)で、翔泳社より発売中である。
(画像はプレスリリースより)

100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方
http://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798153605