従業員の投資をサポート
アドプラットフォーム事業やインキュベーション事業を展開している株式会社VOYAGE GROUPは、同社が運営する確定拠出年金向け匿名SNS「Monday α版」の実証実験を株式会社りそな銀行と開始した。
事業主が社員のために、社内で投資教育の機会を設けても一部の従業員しか参加しない場合がある。確定拠出年金制度の加入者は、商品選びや相談相手がわからないなどの理由によって、運用商品や資産割合の見直しをせずに、当初の商品比率のまま、変更していない場合も多いという。
従業員が匿名で情報交換ができるSNS
「Monday α版」は、QUICK社の国内投資信託情報、QUICK Money Worldのマーケットレポートなどを活用しており、社内の匿名同士で確定拠出年金に関しての資産割合や商品構成を共有することや、質問・コメントをすることができる。
上手に資産運用している人のポートフォリオを初心者が参考にすることができるだけでなく、質問することもできるので、お互いが金融リテラシーを向上させていくことが可能になる。
社内導入では投資教育に効果あり
「Monday α版」は、企業型確定拠出年金を導入している事業主の5社を対象に、投資教育の一環として無料で導入しており、従業員の運用知識の向上や運用方法の選択への活用状況をモニタリングしている。
VOYAGE GROUPの社内では、今年3月から「Monday α版」の試験導入をスタートした。従業員のポートフォリオや意見を参考にして、自分のポートフォリオの見直しする従業員数は、3か月間で約3倍に増加した。
また、定期預金など元本保証型のみで運用していた従業員が、投資信託を組み入れたポートフォリオに見直すなど、今年1月の法改正によって義務づけられた従業員に対する投資教育の実施・継続教育への成果があった。
(画像はプレスリリースより)

プレスリリース 株式会社VOYAGE GROUP
https://voyagegroup.com/news/press