医療的ケアの記録の書き方を追加
介護スタッフに欠かせない介護記録の手引書「よくわかる介護記録の書き方」の最新版となる第5版が発売された。この最新版は認知症の利用者への対応と記録の解説が充実し、医療的ケアの記録の書き方が新たに追加されている。
同書は看護を中心とした医療や保健、介護福祉関連の専門書などを発刊している株式会社メヂカルフレンド社からの発売で、著者は富川雅美氏。B5判、200ページ、価格は2,376円(税込)である。
訴えることができない利用者の記録は?
介護記録は利用者の状態を把握するためにも、介護職自身の仕事のためにも必要となる。よりよい介護記録をつけることで、その時の利用者の状態を再現できるようになり、何が課題なのかを理解し、利用者の家族や他職種とのコミュニケーションにも欠かせないものとなっている。
しかし、日々の忙しさの中、介護記録に割ける時間は限られており、何をどのように記録すればいいかなどがわからないスタッフも多い。「よくわかる介護記録の書き方」では、介護記録の意義から始まり、記録の文体、日付や時刻の表記など、現実に即した記録のルールを紹介している。
また、書き方との要点、利用者の訴えがあった時の記録方法、自ら訴えることができない利用者についての記録方法、観察記録については基礎、手順、事例に分けて解説している。さらに業務日誌の書き方や、食事の時などの場面ごとの記録方法なども紹介されている。
(画像は株式会社メヂカルフレンド社のサイトより)

よくわかる介護記録の書き方 第5版
http://www.medical-friend.co.jp/biblioDetail.php?b_id=1062