音声認識技術が聴覚障害者と健聴者を繋ぐ!
株式会社フィートは、聴覚障害者と健聴者の日常会話を音声と筆談で可能にする法人向けアプリケーション「Speech Canvas for Biz(スピーチキャンバス フォービズ)」(iOS版)を2020年6月1日に提供開始した。
このアプリケーションは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が所有する高精度音声認識技術を2017年に「技術移転」により継承したことで、「話したことば」をその場で「ふりがな付きの文字」に変換することをスマホ上で可能にしたのだ。
これにより聴覚障害者は、健聴者の話したことばをスマホの画面で確認することができるのである。
利用者への細かな配慮が嬉しい!
「Speech Canvas for Biz」は、ユーザーへの安全・安心に基づく配慮が充実している。
その一つがアプリ利用時におけるユーザーデータを保存しないことに代表される情報漏洩リスク対策。そしてもう一つがカスタマイズ対応として、音声認識エンジンの辞書に顧客特有の固有名詞が登録できる機能。
これらにより、情報セキュリティや業務上のコミュニケーションの質を高めているのである。
目指すはコミュニケーションのバリアフリー
昨今社会現象として注目される「ソーシャルディスタンス」。
それに伴う人と人の間の会話の距離を一定に保つことが「新しい生活様式」と捉える同社は、「Speech Canbas for Biz」を提供することで聴覚障害雇用企業や自治体、教育機関などへの「コミュニケーションのバリアフリー」の推進を図るとしている。
(画像はプレスリリースより)
「Speech Canvas for Biz」サポートページ
https://www.speechcanvas.jp/