ファミリーカウンセラー・熊野英一氏の新刊
7月8日、高齢になった親がいる人に向けて、介護や看取りを含む親子関係の悩みを解決する糸口を提示している新刊『アドラー式 老いた親とのつきあい方』が発売された。
著者は日本アドラー心理学会正会員で、株式会社子育て支援代表取締役、ファミリーカウンセラーの熊野英一氏である。同書は1400円(税別)の価格にて、海竜社より発売中である。
アドラー心理学は「勇気づけの心理学」
アルフレッド・アドラーは、1870年にオーストリアに生まれた精神科医で心理学者、社会理論家。フロイトなどとは異なる独自の「個人心理学」を創始し、その後の後継者らにより、研究が進み、現在では「勇気づけの心理学」とも呼ばれている。
新刊はアドラー生誕150年記念であり、熊野英一氏にとって5冊目となる著作である。
「親とのつきあい方 5ステップ」
親が高齢になれば、自分自身も中年の世代となる。「いつまでも自分のことについてあれこれ口出ししてくる」「介護が必要になってきた」「看取りはどうすべきか」など、悩みごとは人それぞれである。
熊野氏は「いつか」と「あとで」は手遅れになると警鐘を鳴らす。「親のせいで自分らしく生きられない」「認知症が始まりうまく会話できずケンカになる」といった親子関係に悩むすべての人々を救う目的でこの新刊を著している。
親が高齢であれば、残された時間は多くないかもしれない。著者が提唱する「親とのつきあい方 5ステップ」を実践することで、こじれた親子関係を少しずつ変えていくことができるという。
(画像は
Amazon.co.jpより)

海竜社 アドラー式 老いた親とのつきあい方
http://www.kairyusha.co.jp/ISBN/ISBN978-4-7593-1723-7.html