脳血管疾患で機能回復のためのリハビリが重要
株式会社ハイビックスは、痙縮した手指・肘関節を自宅でストレッチングできる「アームリリースhome」を、同社のECサイトで販売すると発表した。
脳卒中には、運動麻痺(片麻痺)・感覚障害・高次脳機能障害など多くの症状があるが、日常生活が送れるように機能回復するためには、リハビリが重要である。
また、病院や施設などでのリハビリが終了した後も、機能低下した麻痺肢の悪化を防ぐために、継続的な運動が必要になる。
そこで、空気を用いた製品を数多く手掛けている同社は、空気圧を利用したリハビリ用具を開発してきた。
「アームリリースhome」の特徴
痙縮が起こり筋肉が硬くなっている関節を、逆方向にゆっくりと動かし、伸長させた状態を維持していると、硬くなっていた筋肉が緩んでくる。
同製品は、空気が入った円筒状のエアバッグに、透明窓部分を体の内側にした状態で手を差し入れ、伸ばしたい関節を空気圧で圧迫することでストレッチ状態を持続させ、痙縮の起こっている筋肉を伸ばす運動を行う。
なお、筋肉は、早く動かすと逆に固まる伸張反射という性質を持っているため、ゆっくり伸ばした関節を同製品で保持することで、伸張反射を抑えることが可能となる。
また、同製品は電気を使用するような機械装置を必要としないため、家族や自身で装着して、自宅で継続してリハビリできる。
(画像はプレスリリースより)

ハイビックス プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/218798