大分県豊後大野市内で実証実験
株式会社ナガヨシは大分県豊後大野市内の医療機関・介護事業所において、Amazonエコーを活用したオンラインサービスの実証実験を2025年2月より開始すると発表。高齢化と地域医療の課題解決に向けたプロジェクトだ。
オンライン診療、安否確認など
同社は、高齢者向け福祉用具をレンタル・販売、またバリアフリー工事など環境整備サービスを行っている。
今回の実証実験は、Amazon・NTTビジネスソリューションズ、地域の医療機関や薬局、介護事業所が協力し、Amazonエコーの音声認識技術を活用した診療・ケアを行う。
ナガヨシの福祉用具を利用している要介護の高齢者20名の自宅にAmazonエコーを設置し、かかりつけ医との診療、薬局での服薬指導、訪問看護ステーションでの安否確認、ケアマネージャーによるモニタリングなどがオンラインで行われる。
地域包括ケアにつながる
地方では高齢者世帯の増加、運転免許の返納などもあり通院や処方箋の受け取りが困難な高齢者も増加傾向にある。また医療・介護現場の人手不足も深刻だ。
同サービスは、通院が困難な要支援・要介護者のケアを一部オンラインにすることで高齢者の自立支援と医療・介護現場の負担軽減につながるとしている。
Amazonエコーの業務版を活用することで操作が容易なり、事業が円滑に進めば高いセキュリティを保持しながら低コスト化を実現できる。同サービスは効果を見ながら改善を行い、2025年9月以降にサービスを本格化する意向だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ナガヨシのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000155112.html