『認知症世界 旅のせんぱいA.I.』を開発
issue+designが京都府京丹後市(以下、京丹後市)とともに、認知症に関する不安や疑問を相談できるA.I.チャットボット『認知症世界 旅のせんぱいA.I.』を開発したと、2月25日に発表している。
現在、85歳以上の過半数が認知症を発症するとされる時代において、核家族化や高齢化の進行が孤立しやすい状況につながっている。また、これらが要因となり医療・介護者など、支援者の負担が増加している。
こういった背景から認知症のある人や家族が孤立せず、適切なサポートが受けられる環境の構築を目指して、issue+designが『認知症世界 旅のせんぱいA.I.』を開発。認知症のある人だけでなく、共に暮らす家族や支援者など、幅広く使用することが可能だ。
認知症当事者100人以上の体験談を学習
『認知症世界 旅のせんぱいA.I.』は、認知症当事者100人以上の体験談を学習し、心身機能の変化や生活の工夫に関する知識データを蓄えている。
また、認知症の症状に関する不安や疑問を相談できるだけでなく、共感を持って対応する姿勢も備えており、初めてのことばかりで不安な認知症世界の旅を、頼もしくサポートしてくれる存在となる。
なお、運用開始日は4月1日。京丹後市の公式ホームページにおいて提供される予定だ。
(画像はプレスリリースより)

認知症世界 旅のせんぱいA.I.
https://issueplusdesign.jp/dementia_world/ai/issue+designのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000020948.html