認知症支援体制を強化する専門家育成を目指して
広島県は2月28日、2025年度「認知症介護指導者養成研修」の募集を開始した。
この研修は、認知症介護従事者が認知症について深く理解し、本人主体の介護を実践できる指導者を育成することを目的としている。修了者は、認知症介護基礎研修や実践者研修の企画・講師を担当する能力を習得する。
医療・福祉の専門資格と実務経験が応募条件
受講対象者は、医師、看護師、介護福祉士などの資格を持ち、介護の実務経験がある人材である。具体的には、介護保険施設の従事者、福祉系教育機関の指導者、または認知症介護教育に携わる民間企業の人材が対象となる。
さらに、認知症介護実践リーダー研修を修了しており、研修の企画・立案や講師を予定している人、または地域ケア推進の役割を担う見込みのある人が応募条件となる。
豊富な実務経験や専門知識が求められるため、所属長の推薦と、センターが実施する選抜考査への合格も必須となる。
充実した三段階のカリキュラム
研修は2回実施され、それぞれ前期研修、職場研修、後期研修の三段階で構成されている。第1回は6月から8月にかけて、第2回は10月から12月にかけて行われる。
なお、職場研修には、オンラインによる同時双方向型の研修も含まれる。
応募締切は4月4日(金)。詳細は広島県のホームページで確認できる。
(画像は広島県のホームページより)

広島県のプレスリリース
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