介護士が脱臭効果を確認済み
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、11月7日、大同大学 光田恵教授指導の下、ナノイーXの照射による介護環境のニオイ(JACA#No50「高齢者介護環境臭」)と尿臭(パラクレゾール)の脱臭試験を実施した結果、脱臭効果を確認したことを発表した。
また、一般社団法人日本介護協会(以下、日本介護協会)の協力の下、介護施設にナノイーX搭載のエアコンと大型空調機を導入したモニター評価を実施した結果、介護士がニオイの効果を体感できたことを明らかにした。
ナノイーXが介護のニオイ問題を解決
介護施設におけるニオイ対策は換気や消臭スプレーが主な手段ではあるものの、それだけでは部屋全体の脱臭を行うのは困難であり、ニオイ対策が介護士の手を煩わせる要因の1つとなっている状況だ。
今回行った脱臭試験では6段階臭気強度法による官能評価で「60分:弱いニオイ」「120分:やっと感知できるニオイ」といった脱臭効果が認められた。
また、介護施設におけるモニター評価では、施設在籍の介護士18名全員から、ニオイの効果を感じたという回答が得られた。
これらの結果を受けた日本介護協会理事長の平栗氏は、ナノイーXが介護業界、在宅介護においてもニオイ問題解決の一助となる技術であること、また、介護者への備えとしてもナノイーXをすすめたいといったコメントを寄せた。
パナソニックでは今後もナノイーXの検証を国内外で行うことで世界中の清潔な空間づくりに貢献していく考えである。
(画像はプレスリリースより)
パナソニックグループ プレスリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/jn231107-1