介護のナッジで親子のすれ違いを解消
株式会社 学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービス株式会社は、5月30日に『介護のことになると親子はなぜすれ違うのか ナッジでわかる親の本心』を発売する。
著者は、「ホンマでっか!?TV」でお馴染みのちくりん博士こと行動経済学者の竹林正樹氏、高齢者ケアを社会学的に考察する福祉社会学者の鍋山祥子氏、介護サービスを提供する起業家で看護師の神戸貴子氏の3名。
行動経済学と福祉社会学、看護の専門家がそれぞれの家族介護経験と専門知識、そして「ナッジ」を用いて、介護の悩みを解決へと導く。
ナッジで行動変容を後押し
高齢者は「認知バイアス」の影響を受けやすく、事実を誤解してしまう傾向がある。
そのようなときに役立つのが、相手の行動を無理なく変えるナッジ理論である。ナッジとは、ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー氏が提唱した理論で、「ついそうしたくなる心理」をくすぐって直感的に望ましい行動をしたくなる仕掛けを指す。
『介護のことになると親子はなぜすれ違うのか ナッジでわかる親の本心』では、典型的な認知バイアスの事例を紹介しながら、親の本心とナッジの実践方法を解説する。
親の意識改革を優しく促すヒントが満載の一冊
近年、介護サービス需要は増加の一途をたどるが、親の理解を得るのが難しい。
「親は介護が必要な状態なのに、自分は大丈夫だと言う」「介護サービスを利用したいのに、親が必要ないと嫌がる」「親が部屋を散らかしたまま生活している」など、介護サービスの利用につながらないケースも多いようだ。
親の様子がおかしい、会話がかみ合わなくなってきたと感じる方に、おすすめの一冊。「ついそうしたくなる心理」をナッジでくすぐり、穏やかに意識改革を促せるヒントが満載だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社 学研ホールディングスのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006245.000002535.html